水と腸内環境
たっぷりの水で腸内環境を整える
美容ライターという仕事柄、お医者さまからお話を伺う機会も多いのですが、先日は、“腸内環境研究”の第一人者として有名なF先生にお話を伺いました。
先生曰く、腸内環境は美容と健康に直結する重要なポイント。そして『腸内環境を整えるためには水をたっぷり飲むことが重要だ』と仰っていました。とても興味深いお話でしたので、少しご紹介させていただきますね。
腸内には、20,000種類、1,000兆個の腸内細菌が棲んでいます。大きくは、「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」(ひよりみきん:善玉菌が強いときには善玉菌側につき、免疫力が下がり、悪玉菌が強いときには悪玉菌側につく菌)の3つに分けられ、その勢力バランスは生活環境によって変化し、私たちの体に様々な影響を与えているそうです。
最近は女性誌の特集などでも目にしますが、免疫細胞の7割が腸で作られているほか、美肌やダイエット、ストレス耐性なども、すべて腸内環境次第というのは、今や常識になりつつあります。
腸内環境というと、ヨーグルトや乳酸菌などが思い浮かびます。でも実は、水を飲むことも腸内環境にとって大切なことなのだそうです。
おすすめは、酸化還元電位の低い天然水
1日1〜1.5リットルの水を飲むことが大切なのは、このコラムでも何度か触れてきました。
先生のおすすめは、『酸化還元電位の低い天然水』。日本の水道水は、殺菌のために塩素を加えるため、人体に入ると活性酸素を発生させてしまいます。一方、天然水は酸化還元電位が低いだけでなく、含まれているカルシウムが腸のぜん動運動を促し、スムーズな排便をサポートしてくれるのが嬉しいポイント。
そこで思いついたのが、“水素水”です。市販のミネラルウォーターはマイナス電位のものが多いようですが、水素水は−450mv程度の大きな還元力を持っています。水を飲むことで腸内環境が整い、美肌やスリムなボディがキープできるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
ちなみに、先生のお気に入りは、霧島山系の天然水とのこと。雄大な霧島連山が磨き上げた天然水は、まろやかで飲みやすいのだそうです。水にもこだわった水素水選びをしていきたいものですね。