2005年、水素研究はじまる!
生物の生命活動と密接な関係にある「ミトコンドリア」の研究を専門としていた太田成男教授が、本格的に水素の研究をスタートさせたのは、2005年1月のことです。実験を始めて3日目には、「水素を含む培養液の中では、培養細胞が活性酸素によるダメージを受けていない」ことが発見されました。
そもそも水素って
どういうものなの?
水素と水素水。
そもそもなぜこんなに注目されるのでしょう!?
生物の生命活動と密接な関係にある「ミトコンドリア」の研究を専門としていた太田成男教授が、本格的に水素の研究をスタートさせたのは、2005年1月のことです。実験を始めて3日目には、「水素を含む培養液の中では、培養細胞が活性酸素によるダメージを受けていない」ことが発見されました。
最初の論文は、水素水ではなく水素ガスに絞られました。まず、水素ガスの脳梗塞への効果。次に臓器移植、心筋梗塞への効果と、ひとつずつ発表。2007年5月、「水素(H2)の生体への有効性という論文が米国医学誌『ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)』に掲載されました。これは、NHKの朝のニュース番組で取り上げられたほか、新聞各紙の朝刊でも取り上げられるなど、大きな話題となりました。
2007年の論文発表以来、水素と水素水に関する記事が多数の雑誌で紹介されました。また、小学館やGAKKENをはじめ、様々な出版社から関連本の出版が相次いでいます。
「ミトコンドリア」は細胞の中にある小器官で、人間が生きていくために必要不可欠なエネルギーをつくり出しています。そして、ミトコンドリアが効率良くエネルギーをつくり出すために、酸素はとても有用です。ところが、体内に取り込まれた酸素の1~2%は、エネルギーをつくる過程でどうしても身体に有害な「活性酸素」に変わってしまいます。ミトコンドリアがエネルギーをつくる工場だとしたら、活性酸素はその際にできてしまう有害な排水、もしくは排煙のようなものです。
活性酸素は、酸素が電子を吸収して生じ、さらに電子を吸収することで酸化力を強めていきます。最初にできるのが「スーパーオキシドラジカル」。次に「過酸化水素」になり、最後に酸化力の最も強い「ヒドロキシルラジカル」になります。スーパーオキシドラジカルとヒドロキシルラジカルを比べると、その酸化力は100倍以上も違います。
微量のスーパーオキシドラジカルや過酸化水素は、活性酸素を消す酵素を増やしたり、血管や精子をつくるために必要なので、善玉活性酸素といえるでしょう。これに対して、遺伝子やたんぱく質、脂質を酸化させて破壊するのが「ヒドロキシルラジカル」、いわゆる悪玉活性酸素です。
水素は、善い活性酸素には作用しません。悪玉活性酸素「ヒドロキシルラジカル」と結合し、還元することで、身体に無害な水に戻します。水素は、悪玉活性酸素だけを選択的に消去する抗酸化物質なのです。
現在までのところ、水素水には明らかな副作用がありません※。あるとすれば、汗をかきやすくなったり、尿意を感じるくらいです。他の薬品や化粧品と併用しても問題ありません。
※飲用する場合は、体質でお腹を壊すこともあるので、無理せず適量がよいでしょう
水素には、悪玉活性酸素を撃退するだけでなく、悪玉活性酸素ができにくい体質にする作用もあることがわかってきました。これは、水素水を飲むと遺伝子のスイッチの調整が働きだすことと関係がありそうです。
また、炎症は外敵から自分を護ろうとして起こる反応ですが、自分自身の細胞が壊れた場合にも起こります。そのとき、炎症性ホルモンが発生し全身に緊急事態であることを知らせ、過剰反応となるのですが、水素は炎症性ホルモンの発生を抑えて、過度の炎症を防いでくれます。さらに、これまで「炎症」と「アレルギー」は別々のものだと思われていましたが、近年の研究から、負のスパイラルで密接に関わっているらしいことがわかってきました。
詳しくは研究段階ですが、水素にこうした負のスパイラルを断ち切る力があることは、間違いなさそうです。
水素水を飲み始めてから「肩こり」が軽減した、という声をよく聞きます。そのポイントは、「血液」と「乳酸」と「炎症」の3つ。近年、身体の中に水素を取り入れた際に「血管の拡張」や「血流の上昇」が起きていることが、国際医療福祉大学などによって報告されました。その詳細はまだ解明されていませんが、身体に浸透した水素が血流を良くするのであれば、肩こりなどにも効果を発揮するはずです。
水素は私たちの世界の中で重要な役割を担っています。
しかも水素は人間の体にとっても驚くべき効能を持っているのです。
水素の力と効能 ページでは水素の持つ力を詳しく解説します。